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カールベンクス氏を訪ねて

こんにちは。

最近はかなり過ごしやすくなってきましたね。
食欲、スポーツ、睡眠、散歩、読書・・・なにをするにも気持ちのいい季節です。
そんな折、社員研修の名目で、新潟の十日町というところへ行って参りました。
第一の目的は、「カールベンクスさん」にお会いすること。
新潟を基点に各地で古民家再生に取り組んでいらっしゃる方です。
新潟の十日町辺りは、冬にはなんと積雪3mから4mにもなるという雪深い地域。
ですから、古い建物には太い材料が使われており、構造がとても頑強に組まれています。
いま事務所になさっている建物も古民家を改修したもので、
昔の「古材」をそのまま見せています。


中には昔組んであったホゾ穴がそのまま見えている箇所もあるのですが、
「あえて見せる」のがイイですね
歴史を刻んだ材を受け継いでいる証ですからね
事務所で一通りの濃密なお話を伺ったあとは、カールさん自らのガイドで「竹所(たけどころ)集落」をご案内頂きました。
ここはカールさんご自身も住んでいらっしゃる古い山村集落ですが、
高齢化が進み住む人が減っていった村を、
「古民家再生」と同時に「地域活性化=村おこし」を目指した一大プロジェクトが行われている処です。

もとは地域性あふれる日本の「古民家」なのですが、
そこはドイツ人であるカールさんのドイツテイストが随所に入っており、ともすればここはヨーロッパか?と思わせる雰囲気のある佇まいも感じられました。
また、ドイツ的合理主義のお考えにより、施工の簡略化や「魅せる部分」をポイントを絞ってデザインするなどしているため、
かなり現実的な価格で「古民家移住」することが出来るのがとても魅力的に感じました。
私たちトレカーサの家づくりも「こだわり」は負けてはいませんが、
古民家再生や、住み継ぐという家づくりの心髄に関して考えると、
決して特別なことでなく「当たり前」のこととして取り組み、
そしてオープンに提供されているカールさんの実践力には頭が下がる思いです。
まだまだお伝えしたいことはありますが、とりあえず今日はここまでにします。
続きはまた後日・・・