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暮らしの道具

こんにちは。

紅葉もいよいよ見ごろとなり、艶やかな街路樹に
運転の苦手な私も朝の通勤が少し楽しくなります。

そして乗り物よりも歩くことが好きな私、

時間に余裕のある時は2駅、3駅歩いてしまうのですが、

先日は日暮里~千駄木あたりを散策。。。


商店街を抜け、猫が多いと有名な「夕焼けだんだん」を登り切った所に 暮らしの道具屋さんがありました。

「大量生産品ではない、美術工業製品でもない、
町工場や農村の職人たちがつくる素朴な日用品。

なるべく自然の素材で求めやすい価格、そして使い勝手がよい。」
というコンセプトのもと各地から選りすぐりの品々が集められているお店です。

扱われているかごや箒、トタンの米櫃、グラスなどはどれも暮らしに素直に準じているものなので
それぞれの職人さんが毎日の生活をよく観察し、耳を傾け、
より使いやすく、使いごこちが良くなるよう追求する中で作られています。

たとえばこちらの「しちなりかご」


名前の通り、七通り使えるという意味だそうです。

農作業では収穫物を、漁業では海産物を入れる仕事の道具として
ふちの粗い目の部分には紐を通したりできるよう、
使いやすいちょうどいい工夫が詰まっています。

道具に限らず小さいころはお豆腐は豆腐屋さん、お肉は精肉店、野菜は八百屋で買っていました。

そんなお店に残っているのは人から人へ伝わる技術、しかけ、工夫。

ぱっと比べて見た時は違いが見つかりづらいのですが
日本らしいそういった文化が、まだまだ生活の中で生き残って欲しいと願います。

設計 fujisawa