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車知栓(しゃちせん)

 

こんにちは

 

毎日更新しようと思いながら、

時間が空いてしまいました

 

2017年、コツコツがんばります

 

 

さて、事務所での最近の出来事を今日はブログに残します♪

 

弊社ですが、気付くといつの間にか人数が

大工>事務職に

 

大工さんの影響力が今まで以上に大きく

家づくりも切磋琢磨して取り組んでいます

 

そんななかで、「手刻み」を昔から続けていた棟梁が

ある日「車知栓」をつくっていました

 

 

 

車知栓

 

・・・・・

 

車知栓?

 

伝統工法に詳しい方はご存知だと思いますが

 

車知栓。

 

「しゃちせん」と呼びます。

 

 

 

 

 ※伝統工法を引き継ぐ手刻みの家についてはコチラ

 

 

 

 

車知栓

 

この、オス(写真下)とメス(写真上)に分かれた部材を

引き合わせる「栓」のことを車知栓と言います。

 

 

車知栓

 

この写真だと右の凸になった方がオス。

左の凹になった部分がメスです。

 

先ほどの隙間に1つ小さい木片が入りました

 

 

この小さな固い車知栓が、オスとメスを引き寄せ

まるで1本の木のように粘り強くなります。

 

 

 

車知栓

 

 

鉛筆で下書きをし、ノミとカンナを使って

刻んでいきます。

 

 

車知栓

車知栓

車知栓

車知栓

車知栓

 

細かい仕掛けなので、さまざまな方向から撮影してみました。

これも1つの継ぎ手(接続部分)。

家を作る際には大きさにもよりますが、

この込栓と呼ばれる栓は

一件当たり1000個以上必要になってくるそうです。

 

 

 

車知栓

 

まったく見えなくなってしまう部分なのですが・・・

 

 

壁紙や、設備だけでなく

隠れてしまうからこそ後々直せない

こういった骨組み・構造・技術まで

きちんとした家づくり・・・

時代の速さで忘れ去られないことを願うばかりです。

 

※伝統工法を引き継ぐ手刻みの家についてはコチラ

 

 

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