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自然素材の使い方

~トレカーサ工事の家づくりに使われる素材たち~

杉

: 日本では古くから身近にある樹種で、日用品や家具、家の構造材・仕上げ材に使われてきました。植林からおおよそ50年~で建材として利用できる程に成長することから、環境負荷の少ない、人間の生活にあった素材と言えます。

床に使用すると、冬でも温かく柔らかな感触を感じられるとともに、夏場においてもベタベタせずにさらっと快適に過ごすことができます。

◎トレカーサ工事での用途

柱や梁その他構造材、床や壁など仕上げ材として使用している他、家具や建具にも用いている。

 

: 杉と並んで古くから建築材料として用いられてきました。日本と台湾にしか分布しない高級建材で、強い芳香が特徴。法隆寺をはじめ、歴史的建築物は桧を建材として使用しているからこそ現存している、と言われるほどに優れた材です。

◎トレカーサ工事での用途

杉同様、構造材から仕上げ材に広く使用。和室の柱には桧の化粧材(節の少ない美しい肌目のもの)を使用している。

 

ヒバ : ヒノキ科アスナロ属(ヒノキの仲間)。ヒノキチオールと呼ばれる抗菌成分が豊富に含まれており強い芳香性があります。

桧と同等の強度があり、ヒノキチオールの効果で腐りにくく耐久性・耐水性に優れています。

◎トレカーサ工事での用途

造作風呂の壁や天井に用いている。

竹

成長力が強く、1日で1m以上成長することもあります。
十分に乾燥されたものは硬さと柔軟性があり、建材・工芸品、竹炭や竹酢液など、さまざまな素材として利用されています。

◎トレカーサ工事での用途

屋根材、和室の装飾材や床材、土壁の竹小舞などに用いている。

木炭

もともと燃料として用いられていた炭ですが、調湿性や脱臭効果、さらにはマイナスイオン効果などさまざまな効用があります。

◎トレカーサ工事での用途

液状化した木炭を基礎全面に塗布し、腐朽・防蟻対策に用いている。

新聞

新聞古紙家の躯体内に充填することで、高断熱化を図るとともに調湿作用や防音効果をもたらします。いらなくなった新聞古紙の再利用は、資源の有効利用を図り、生産や廃棄に係る環境負荷を低減させるのに役立ちます。

◎トレカーサ工事での用途

セルローズファイバー断熱材として壁・床・屋根部に用いている。

土佐和紙 : 天然素材の楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)、雁皮(ガンピ)、ケナフ等を使用し伝統技術で紙漉きした和紙です。調湿効果とともに、無作為に並ぶ繊維により光が乱反射するのでとても柔らかな印象を与えます。

◎トレカーサ工事での用途

室内の壁・天井に用いている。

土

古来より、土壁の材料や土間の三和土(たたき)など、身近な素材として家づくりにも積極的に利用されてきました。

調湿作用があり熱容量も大きく、かつ環境負荷がほとんどないことから、今日の※パッシブエネルギーの観点からも見直されつつあります。

◎トレカーサ工事での用途

土間(たたき)や壁材として用いることができる。

※パッシブエネルギー

「パッシブ」とは受動的なという意味。建築上は「パッシブソーラー」「パッシブ換気」「パッシブシステム」

「パッシブデザイン」といった使われ方をします。

パッシブエネルギーとは、太陽の光や熱、雨、地中の熱、風など、自然にもともと存在するエネルギーを指します。

貝

貝殻主に赤貝の殻を焼成することで、石灰石と同じ原理で生成され消石灰となります。別名貝灰(カイバイ)。建材としての効果は、漆喰と同じで調湿性能が高く、ホルムアルデヒドの吸着やカビを抑えるなど、室内環境を改善する作用があります。

床に使用すると、冬でも温かく柔らかな感触を感じられるとともに、夏場においてもベタベタせずにさらっと快適に過ごすことができます。

◎トレカーサ工事での用途

外壁・内壁に用いている。

火山灰

シラス : 南九州の大地に広く分布する、火山の噴出物が堆積してできた物質です。シラスは高純度な無機質セラミック(主成分は珪酸)で調湿、消臭・分解、殺菌、イオン化などの効果がある、100%自然素材の環境に優しい建材です。

◎トレカーサ工事での用途

外壁・内壁に用いている。