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昔のゴミ?いえいえ、貴重な資材・宝物ですヨ!

ガイシ 古民家 電気配線 露出

こんにちは。

最近暑いですが、わが事務所もエアコン稼働率が上がってきまして快適に過ごせるようになってきて気分爽快な今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

稼働率が上がったといっても、毎日ではなくて4~5割くらい?でしょうか・・・

室内が30度を超えてても、それなりに過ごせることもありまして、だれが先に「エアコン付けよう~!」と言い出すか、みな牽制しあっている雰囲気があります・・・

さすがに33度までいくとアタマぼーっとしてきますのでonしますが、風があればなんとなることもあり慣れとは恐ろしいなあ、と実感しております。

 

さて、上の写真、何か分かりますでしょうか?

ご年配の方はご存知かもしれません

答え「ガイシ」と言います。

碍子と書くようです。

かつての日本の民家の電気配線で使われていたものです!

以前弊社で建てて頂いたお客様が、「あれやりたいんですけど~!」と言われ、

電気屋に相談するも、

「そんなの今出来る職人いない!」と冷た~いお返事をされ泣く泣く諦めたことがありました

今の家は、電気配線は壁や天井裏を通り、決して目には触れないような納まりになっています。

しかし昔の家は、天井がなかったり、壁の裏に空間がなかったりで配線を隠せるところがありませんでした。

そこで、壁や天井に「ガイシ」(電気を通さない絶縁体)を取り付け、そこに電気配線を巻きつけて工事したのです。

 

いまでも古いお宅(40~50年程度より古いお宅)には残っていると思います。

この写真のものも、先日リフォームさせて頂いたお宅を解体したときに出てきたもので、

わたくし、こっそり集めておいたんです!

こんなの、だれも見向きもしない、単なるゴミですからね~

大工さんにもお願いして、かなりの量を確保出来ました!

フッフッフ

わたしにとってはヨダレ物の掘り出し物ですぜ。

いま、隠し持っております。

 

Aさま、あの時はご希望に添えず、誠にすみませんでした!

 

しかし、バージョンアップしまして、解体する前に配線の固定の仕方とか先人の技をいろいろ盗み見ておきましたので、

似た感じに「碍子引き」が出来ると思います!

 

どなたか、新築工事で「ガイシ仕様」の家を建てたい方は、私宛に直にご連絡ください。ご相談しますよ~!

 

期間限定(?)現場監督:tanaka

碍子 設置