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横浜市|風流な暮らしを実現「板倉造りの家」

建物概要

■建築場所:神奈川県横浜市港北区

■敷地面積:120.7㎡(36.4坪)

■延床面積:105.8㎡(31.9坪)

→蔵階:12.4㎡(3.7坪)/1階:53.5㎡(16.1坪)/2階:52.3㎡(15.7坪)/ロフト階:20.4㎡(6.1坪)

■間取り:3LDK+和室4畳半+テラス+蔵

■構造:地上2階建て/木造軸組み工法

■キーワード:ペレットストーブ/板倉造り/和室/蔵/テラス

神奈川県横浜市港北区「板倉造り」

都会で風流な暮らしを実現する(板倉づくり:横浜市)

伝統工法板倉づくり

古き知恵を利用した、地震に強い家づくり

―伝統構法・板倉づくりの家―

 

今回の見学会のお住まいは、横浜の高台に建つ、板倉づくりの家です。

高知県・馬路村産の杉を使い、厚さ30mmの杉板をパネルとして柱間に落とし込んだ板倉構法を採用。

筋違(すじかい)の代わりに高圧木毛セメント板を併用し、強度と断熱性を高めています。

地震に強く、調湿性にも優れ、人にも環境にも優しい木の住まい。

日本の風土に合うようにと、試行錯誤されてきた伝統構法を大切にし、

優しい木目と感触の無垢の杉に囲まれた木の香り漂う、癒しの空間です。

 

「板倉の家」とは?

 

 

横浜市板倉造り

伝統工法板倉づくり

 

玄関を入るとステップがあります。

半分下には半地下になった「蔵」。

 

普段使わない冬用のダウンを閉まったり、

趣味のお部屋として使えます。

 

 

伝統工法板倉づくり

 

少し薄暗い蔵は、天井低く過ぎに囲まれた空間。

まるで森林浴しているような気持ちになります。

 

 

 

伝統工法板倉づくり

伝統工法板倉づくり

 

板倉造りの特徴は、杉に囲まれた落ち着く空間。

キッチンには毎朝のお弁当を冷ます用に、

食器棚の大きさに合わせて小窓を設けて使いやすく。

 

そのままでも空気層が多く、蓄熱の作用のある杉ですが、

ペレットストーブをリビングの主暖房として選びました。

 

間伐材などのチップを燃料として用いることで

都会暮らしでも薪ストーブのような生活が実現。

 

表面の石材が暖まった温度を蓄熱し、

朝までぼんやりお部屋を暖めてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

伝統工法板倉づくり

伝統工法板倉づくり

伝統工法板倉づくり

 

寝室からはベランダに出れます。

大きく出た庇の効果で、夏は直射日光を遮り、冬は高度の低い陽の光を受け入れます。

 

 

 

 

 

伝統工法板倉づくり

伝統工法板倉づくり

 

こちらの小窓はご主人お気に入りのスペース。

お天気が良く、空気が澄んでいると東京タワーやスカイツリーが見渡せます。

 

簡易ロフト?見晴台?を設置できるように工夫されており

ここでのんびり景色を眺める時間は至福のひとときです。

 

 

 

 

 

横浜市板倉造り

浴室はさわやかな檜の香りが漂います。

 

もともと板倉作りにご興味を持たれたのは震災のあとだとおっしゃいます。

 

自分(家族)の身は、自分で守らなければいけない。

そして、地震に強い工法を調べていたときにたどり着いたのが板倉作りでした。

 

昔の大きな地震の後でも、蔵だけはどこも残ってきたといいます。

柱に溝を彫り、そこに落とし込んだ杉板が

地震の際にはそれぞれほんの少しずつ動き、力を逃がす事で

免震構造となります。

 

昔から伝わる知恵を生かし、現代に再現した板倉作り

 

 

 

 

伝統工法板倉づくり

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