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板倉造り

――家族と環境にやさしい家 板倉づくり

大地震でも倉だけは倒れなかったと昔から伝わる板倉工法。

日本の伝統構法『板倉造り』で建てる家です。

 

板倉造りは、古代から伊勢神宮などの神社建築に用いられてきた由緒ある構法。

構造材と仕上材に無垢の杉板をふんだんに使うことで、

ログハウスのような雰囲気を醸し出す環境にも優しい家です。

調湿作用のある杉板を仕上げ材として使うことで、

床も壁も一年中、ひやっとしないさらりとした室内空間が保てます。

 

農耕の拡大に伴う森林資源の後退、限りある木材資源を補うために高まった

土壁への依存を背景に廃れつつありましたが、

筑波大学の安藤邦廣教授が研究し、現代に合うように再興されました。

 

 

板倉づくり美容院

板倉づくり美容院

板倉づくり美容院

 

構造だけでなく、仕上げ材としても杉板を用いる板倉工法は、

調湿性に優れ、過度な湿度や乾燥を抑えられます

そのため、まるで室内でも森林浴をしているような効果があり、

経年変化を楽しめる結露のしない家になります。

地球にも優しく住む人にも優しい家です。

 

板倉づくり 夏

夏の直射日光は庇で遮り、
縦と横に風が通り抜ける間取りで
清涼感が得られます。

湿度の高い夏でも、無垢の杉板は
さらりとしています。

板倉づくり 冬

冬は断熱材と杉板に含まれる空気層により
十分な保温効果があります。

高度の低い冬の日差しは積極的に取り込み
底冷えのしない、室内空間が実現します。

構法

①落し板倉構法

落し板倉構法

柱を建ててその間に厚板(30mm厚)を落とし込む構法で、構造的には、伊勢神宮などの神社建築と同じです。

 

普通板倉構法では、一般の木造住宅の2~3倍の木材を必要としますが、自然素材工房の「板倉構法」は、落とし込んだ厚板自体を内装として仕上げが可能なため、大工職人の下地工事や、左官職人の内装工事を大幅に省略することができます。

②井籠倉構法

角材を井桁に組み積み上げる構法で、部材の断面が三角形と四角形の違いがありますが、構造的には、正倉院の校倉と同じです。

実際には、施工性を考えて、はめ板を一枚のパネルにしてはめ込むやり方もあるようです。その場合は剛性を高めるためにはめ板の外側に縦に木ずりを貼ります。
自然素材工房では、スジカイを併用した構法を採用しています。

板倉づくり屋根

屋根の構造

板倉づくり壁

壁の構造

板倉づくり床

 床の構造

 →イラストは板倉建築協会より

特徴

◎無垢の杉板で構築する

『板倉の家』の基本は、接着剤を使用しない無垢の杉板による構築です。
無垢の木材は、有害物質を出さないためシックハウス症候群などの心配もなく、安全な生活環境が実現できます。
なかでも杉は、豊富・安価・強い・多孔質など多くの利点を持ち、人工林で計画的に再生産されるため、安定した品質と供給が担保されています。
また、1寸という厚板で壁や床が構成されているので、杉板の優れた断熱・保温・調湿効果が期待できます。

性能

 

板倉づくりの家でも、吹き込み式の断熱材を使用したり、

庇の長さ、サッシの性能を上げることで

自然を取り込みつつ断熱等性能等級4を標準仕様としています。

 

※等級4は断熱性能に関して一番性能の良い等級です。

 

自然素材の家の性能

実際に清川村で板倉づくりの家にお住まいのお施主様のデータ

施工例はこちら

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