商店街

こんにちは。ししまるです。
いつも通勤で通るところに、とある商店街があります。
かなり寂れたところで、シャッター通りと化していました。
数十年前には栄えていたであろうが、いまは寂しい限り・・・
そこが、ちょっと華やかになったんです。
閉められたシャッターに「江戸の町」風の絵が描かれました。

それだけなのに、随分と雰囲気が明るく変わりますね。
心なしか、多少活気が出てきて、シャッターが開いている店も増えたような・・・(気のせいかも
でも、ちょっとしたアイディアで、街の印象が変わるものですね。
自分は幼少の頃、寂れた商店街で育ちました。
既に、街の賑わいは駅のある中心部へと移った後で、買い物客は極近場の顔見知りばかり。
通りは狭いのに、車の交通量が増えて、歩くのも危なくて。
でも、そこには昔ながらの「ご近所のお付き合い」の名残がありました。
おつかいに行くと、八百屋のおじさんにおまけしてもらったり、お菓子屋のおばちゃんと世間話したり、金物屋でいたずらしたら親にチクられたり。
おっかないオヤジも居ましたね。
少なからず人々を和ませる空間があり、「子供の居場所」もありましたね。
しかし、そんな商店街は、どんどん無くなっているようです。郊外に大型店舗が次々と出来て、かつての中心部が過疎化し、悪循環で街が寂れていく。これは都市計画に関わる、大変な問題です。
それが、最近やっと見直され始めてきました。
大型店舗の出店に規制を掛けたり、商店街への誘致を図ったり。
通勤で通る商店街も、その流れに乗ったものでしょう。陰ながら期待してます。
大型複合店は、利用者からすると、とても便利です。
1ヶ所でなんでも揃うし、全国どこでも同じものが買えるし。
でも、商店街にあるような、人の繋がりは、希薄ですね。
コンビにでもファーストフード店でもどこぞのチェーン店でも、店員の対応は、一見丁寧であっても無機質で、なんとなく違和感を感じてしまいます。
以前、京王線沿線のとある町に住んでいましたが、そこには“活きた”商店街がありました。
夕方や土日になると、人でごった返し、自由に歩くのもままならない程の混雑。
お気に入りのカフェがあり、オサレ雑貨屋があり、ぶらぶら歩くだけの「道」がありました。
車よりも人が優先の街づくりをしていました。
人に優しい街は、住む人を優しくしてくれる気がします。
自分なら、やっぱり活気のある「商店街のある街」に住みたいですね。
今度の休みは、吉祥寺にでも行こうかな~