vol.9

INTERVIEW 1

土壁の魅力を今に伝える~左官職人の心意気
勝又左官工業所 勝又久治さん

INTERVIEW 2

地元産の木材から生まれる無垢材の家具に込められた物語を訪ねて木工家具Studio Y.E’S 石塚えみこさん

自然素材住宅のお宅訪問
暮らしも家もナチュラル・スタイルに


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INTERVIEW 1 土壁の魅力を今に伝える~左官職人の心意気

日本の気候にぴったりと合い、土と藁、竹など身近にある自然素材で作られる土壁。1度は失われかけた土壁の魅力が、今、改めて見直されるようになってきています。半世紀もの間、昔ながらの土壁づくりを続ける左官職人、勝又久治さんを訪ねました。


勝又久治さん

昭和39年、金井左官店に弟子入り。

平成2年、左官集団・花咲か団に参加。

川久ホテルなどを手がける。

平成5年、小金井公園たてもの園の民家などを手がける。

平成9年、「勝又左官工業所」を設立。

 左官とは、建物の壁などを、土、石膏、セメントなどの材料で、こてを使って塗り上げる仕事のこと。
熟練の職人によって塗られた壁は、見ているだけで心が安らぐ美しさがあります。
その中でも、伝統的な土壁とは、小舞竹(割竹)を格子状に編み、その上から土を塗り込んでいくもの。
現在は竹小舞から作ることは少なくなり、ラスボードや平ボードを貼り、その上に下塗り材を塗って、漆喰や珪藻土で仕上げることが多いそうです。

 それでも「壁は塗ったほうが絶対にいい」と話してくださったのは、昔ながらの土壁を作り続ける左官職人、勝又久治さんです。
  「土壁は湿気を吸ってくれるし、暑くなると湿気を吐き出してくれます。だから建物にとってもすごくいいし、人間だって過ごしやすい。
湿気の多い日本の気候にはいちばん合っているんです。
しかも自然のものだから再生が効きます」

左官職人になるまで

 勝又さんは、親戚が左官屋に就職し、その親方が人手を探していると聞き「手に職をつけたほうがいいんじゃないか」と考え、会社を辞めて、左官の世界に入りました。
  そして、ついた親方が、たまたま昔ながらの技術を大切にしていた方だったこともあり、それを受け継いで現在までやってきました。 厳しい職人の世界ですから、入って3年間は見習い修業期間。すぐにこてを持たせてもらえるわけではありませんでした。親方の家に住み込み、材料を運んだり作ったりといった手元の作業、掃除、使いっぱしりに奔走します。

 職人というと熟練の技術をもった仕事人というイメージがありますが、まず肝心なのは、技術よりも修業時代に経験する生活の基本や道徳といった姿勢なのだそうです。

 「技術なんてものは、親方や先輩のやっているところを見て、自分で塗って経験を積めば、わかってきます。それよりもまず、生活の基本や道徳を学ばないといけない。親方が何を考えているのか、次に何をやらないとダメなのか、職人が作業したあとが汚れていたらすぐに掃除をする、そういうことを常に把握できないといい仕事はできません。

 修業時代にそれができないやつは、だいたい仕事もできないんですよ」

 確かに、腕のいい職人さんが手がける現場は、きれいできちんと整頓されている現場が多いように感じます。

 「それと、いい左官屋っていうのは壁を塗れるとか塗れないとかじゃなくて、材料をいかにうまく作れるか。自分なりの材料を作って、塗りやすいって言われるようになれば1人前だと思います

ゼロから作れる左官の仕事

じつは勝又さんが左官に魅力を感じたのは、材料を自分で考えて作ることができるという点でした。

「こういう色にしたいとか、こういう材料にしたいとか、そう思ったら全部自分で作れる。自分で糊を炊いて、土や藁を配合してみる。うまくいかなかったらちょっと配合を変えてみる。それが面白いんですよ」
土づくりは、土に藁を混ぜ、藁が溶けるまで発酵させ、溶かす必要があります。その後、さらに2回ほど藁を足し、それからようやく塗ることができます。発酵させるためにはひと夏かける必要があるため、最低でも半年から1年は土づくりに時間がかかります。
「今は早く安くがモットーだから、土づくりだけで半年も待てるお客さんってあんまりいないんです」

かつて建物を作る時には、なくてはならない仕事だった左官ですが、昭和40年代以降はクロスや塗装壁が主流となり、土壁の仕事は減っていきました。
工期短縮を目的に、水を使用する材料を使う湿式工法から、水を使用しない材料を組み立てる乾式工法に工法が変わったこと、簡単に塗れる繊維壁の登場で、左官屋自体が漆喰や土を塗らなくなったことなどが大きな要因でした。

そのほかにも、都会は土地が狭く、現場で土づくりをすることが難しくなっていること、それまで家の廻りにあった土や竹、藁などの材料が都会では調達できないため、どうしてもコストがかかるようになったことも、敬遠されるようになった理由のひとつです。 「短期間で安く作ることを追い求めて、いざその家に住んだら具合が悪くなったとか、アトピーになりましたって話がある。でも、土壁の家に住んで具合が悪くなったなんて話は聞いたことがありません。

 家って、1度建てたら一生住むものでしょう。建築屋さんの見積もりを見たお施主さんから、なんでこんなに高いんですかって聞かれることがあります。でも私たちから言わせれば、デパートでいいものを買ったり、高級なステーキを食べたりするお金で壁を1枚塗ったら、それは何十年と残るんですよって思うわけです。ステーキみたいに一瞬で消えない。あとあとのことを考えると決して高いものじゃないんです。日本の気候に合った家屋という意味では、私は昔ながらの壁を塗っている家こそ家屋だと思う」
 物の価値をどう捉えるか、そのことを改めて考えさせられます。
  「ただ結局、こういう良さって住んでみないとわからないんだよね。だから本当は、ちょっと住んで比べられるところがあれば良いと思う。でもそれはなかなか難しいから、ちゃんと建築屋さんが"少しお金がかかるけども、こういうものが日本の気候に合ってます、人間には合ってますよ"と説明してほしいし、お施主さんも、わからないことは聞いてほしいと思います」


  勝又さんがいう「左官の良し悪しはいい壁材をつくれるかどうか」。壁材の原材料は自然素材である土、水、藁、糊など。勝又さんはその時の気候などから配合を変え壁材をつくっていきます。 この技は親方から伝承したもの。「土を住まいに使うというのは太古の昔からの知恵なんだよ」それは日本人の知恵の伝承。勝又さんの技術には昔からの知恵がいきづいています。

見直され始めた土壁の良さ


 ただ、ここ15年ほど、土塗り壁の需要は再び少しずつ増えているそうです。
  「建て売りを見たって、今までは外壁はサイディングなんかが多かったけど、今は塗り壁で左官屋が仕上げるものが増えてきましたよね。

 左官屋の需要はまた増えてきたなと思ってます。ただ、材料から作れるような職人はあんまり育っていないし、そういう土壁が作れる現場もまだまだ少ない」
 特に若い職人には、いちから材料を作っている人はほとんどいないそうです。

 「今、私は10人ぐらいの若い衆を集めて、材料の作り方から仕上げ、どうやって塗ったらいいのかまで、昔ながらのやり方を全部教えています。
もっと若い人を育てていかないといけないですね」

 一方で、伝統的な左官の技術は伝えつつも、若い人なりのやり方でやっていってくれればいいと勝又さんは言います。
「私みたいなカチカチな職人の考えだと、それはそれで困る(笑)。

 型にはまったことをやらなくていいのが職人の面白さなんですから。工夫を凝らして、ここはこうやったらいいんじゃないかとか、あの材料は何か足したほうがいいんじゃないかとか、仕上げはこうしたほうがいいんじゃないかとかさ、そういうことを若い人がいっぱい提案してくれればいいんですよ」

  取材時、勝又さんは制作を依頼されたという泥団子のオブジェを作っていました。泥団子にはまったく見えない美しい色合いと滑らかな手触りが不思議なオブジェは、勝又さんが考え出したオリジナルの作品です。

  「この泥団子なんてまさにそうですよ。昔ながらの土を使ってこういうものができるっていうのは、これまで思いもつかなかった。つまり発想が大事なんですよ」

  自然の原理のすばらしさと、それを上手に活用するために生まれた職人の知恵と技、そして土壁が本来もつ魅力が、勝又さんのような心ある職人たちと、心ある建築家、そして心ある施主さんによって、今まさに、見直され始めています。

INTERVIEW 2 

地元産の木材から生まれる無垢材の家具に込められた物語を訪ねて

どんな空間にもすっと溶け込んでしまうStudio Y.E'Sの無垢材の家具たち。素材やデザインへのこだわりはもちろんのこと、そこには環境や地域コミュニティに対する思いがいっぱい詰まっていました。自然に寄り添うことから生まれたStudio Y.E'S の家具の魅力、そしてそこに込められた思いを、代表の石塚えみこさんに伺いました。


プロフィール: 石塚えみこさん

Studio Y.E'S 代表。木工家具職人。

今夏ころには、JR藤野駅近くにオープンする

施設に、ショールームを構える予定。

長い年月をかけてできた木目の美しさと、丁寧に磨かれた柔らかな手触り。木の持つ流れに逆らわず、ゆるやかに丸みを帯びたフォルムは、どれも洗練されているのに、包み込むような優しさを感じさせてくれます。  そんな無垢材の家具を作っているのは、山梨県上野原市(旧秋山村)にある小さな木工工房「Studio Y.E'S(スタジオイエス)」です。  工房は、最寄りの駅からでも車で30分ほどかかる標高700mの山の中にありました。数軒しか民家がない山奥の小さな集落に、工具を使う音と心地よい木の香りが漂っています。

 Studio Y.E'S の石塚えみこさんたちがこの地に移住してきたのは、今から25年前。それまで新宿でグラフィックデザインの仕事をしていた石塚さんは、趣味の渓流釣りが講じて、水のきれいな源流付近で魚の養殖でもやってみたいという思いつきから、現在の場所に別荘のつもりで土地を借りました。その後、子どもが産まれることになり、都会での子育ては大変だからと、山に移住することを決めました。
  「山で暮らそうという選択が先で、実際に何をやるのか、どうやって生計を立てるのかということは考えていませんでした。それで、せっかく山に囲まれてるし、丸太があるし、ログハウスでも作ってみようかっていう話になったんです。でも、いざログハウスを建ててみたら、そこに入れるすてきな家具がなかったんですよ」
 当時はまだ、手作りの木工家具は高価なものばかりで、手頃でデザインも良いものはそれほどありませんでした。
  「だったら自分たちで、丸太小屋にふさわしい家具を作ってみよう」 そう思ったのが、家具作りを始めたきっかけでした。石塚さんはグラフィックデザイナー、パートナーの有馬さんは建築設計士と、それぞれものづくりの素養はあったものの、木工に関する技術はまったくない状態からのスタートでした。石塚さんたちは、ひたすら作り続けることで、技術を身につけていったそうです。

 現在はおふたりのほか、息子さんのこうじくん、スタッフの岡本さんの4人で制作を行なっています。
  「初期の作品はゴテゴテして、木そのものに甘えている作品でした。そのうちに、木は美しいけれど、これを都市の生活の中にそのまま持っていっても、あまりにギャップが大きくて浮いてしまうと思い始めました。そして、ある部分はストレートなライン、ある部分は木の自然な曲線を活かしてあげることによって、だんだんと納得できる作品ができるようになっていきました」

木の魅力を引き出すデザイン


 ゼロから始めた家具作りでしたが、関西のクラフトマーケットや代官山のギャラリーでの展示会などを通して徐々にお客さんが増え始めました。今では常に注文が入り、休みがなかなか取れないほど忙しい毎日です。

 数ある木工工房の中で、多くの人を惹き付けるStudio Y.E'S の家具の魅力とはいったいなんなのでしょうか?

 まずはデザイン。Studio Y.E'S の家具は、自然素材の家はもちろんのこと、古民家でも、建て売り住宅でも、マンションでも、アパートでも、どんな空間にも、不思議としっくり馴染みます。本来の木の魅力を、オリジナルのデザインがしっかりと引き出して、空間との調和を図っているかのようです。

  「木のなりたちってみんな違うじゃない?ふしがあったり、穴が開いていたり、面皮の部分だって、それぞれ違うカーブを描いている。だからひとつとして同じものは作れないんですよ。 ふしのないものが美しいって言う人もいますけど、私はむしろふしや穴みたいに、ひとつひとつ違うなりたちによって表情、風景が変わるのが木の家具の魅力だと思っています」
  また、イスやテーブルは、高さが低めに作られています。市販のものは、欧米人の体型や生活様式に合わせた高さになっていることが多く、日本人が使うには少し高すぎるそうです。一見すると低すぎるように感じるのですが、実際に座ってみると、足の裏がしっかりと地面につき、疲れず、リラックスして長時間座ることができます。

地産池消の家具

 そしてもうひとつの大きな特徴は、地元産の木材をほぼ100%利用した、地産地消の家具であることです。
  「すぐ裏の山から木を降ろして使わせてもらっているうちに、隣村にある製材所の親父さんがいろいろ助けてくれるようになって、広葉樹のいい木が入ったら声を掛けてくれるようになりました。そこからいろいろな繋がりもできていって、今はこの界隈の山を伐採している業者の方にもお世話になっています。建築用の針葉樹に比べて広葉樹の需要はそう多くありませんから、業者価格で安く譲っていただいています。市場からロットで購入するというルートからは想像もつかないくらい安く仕入れることができるのです」 直接仕入れるからよけいな経費がかからないし、地元の材なので運搬費もかかりません。それが結果的に、身近な山が整備されることに繋がり、地元の製材所や林業業者に、お金が落ちることにも繋がっています。身近な自然環境を守り、地域の経済循環も起こしているのです。
  「コストがかからない分だけ、うちは独自の価格設定ができるんです」定番商品である「旅人のイス」は1脚2万7千円(複数購入で割引あり)。テーブルはサイズにもよりますが、だいたい10万円前後です。これは、個人工房の無垢材の家具としてはかなり手頃な価格です。
 そのほか、安全面を考慮して、オイルワックスには食用の米油とビーズワックスを使用しています。接着剤や金具などは使用していますが、アレルギーなどがある場合は、相談してもらえれば対応しています。

数十年先を見据えた裏山再生計画

じつはStudio Y.E'S には、毎晩のように近所の友人知人が集まるコミュニティの中心のような場所です。 周囲は山に囲まれ、すぐ脇には、秋山川の源流が流れています。石塚さんたちは、工房や自分たちの住む家もセルフビルドで作り、いちから、この土地での暮らしを創り上げてきました。ですからStudio Y.E'S の家具には、石塚さんたちの身近にある自然に対する思いや地域のコミュニティに対する思いが詰まっています。 工房のすぐ裏にある山の一部を購入した石塚さんは、針葉樹を伐採し、広葉樹の雑木林に戻す活動を始めました。

「うちの横を流れている川は、神奈川県の方が飲んでいる水の水源なんですよ。でも針葉樹はそんなに保水力がないし、実際ここ数年、水量が減ってきているんです。だから広葉樹の森に戻したら、少しは豊かな水が得られるんじゃないかなと思ってね。その期待と、たとえば数十年後に、息子が使えるような森になっていたらいいなという思いがあります」 家具は木から生まれるもの。木が茂って森になり、豊かな山になる。木工工房を営む石塚さんたちにとって、山は宝物と同じです。そして今できることを実践することで、その恩恵を、息子さんや孫の代で受け取ることができるようにと、考えているのです。 Studio Y.E'Sは、ものづくりだけで終わらずに、こうした次の世代まで続く循環のあり方にも目を配っています。 「今はまだ、かろうじて山を身近に感じることができているけれど、植林したまま手つかずの山も多くて、このままだとどうにもならなくなるという危機感があります。だから私たちはこれから先のことを考えて、間伐して植林して山の手入れをするっていう作業をしなくちゃいけないんだと思っています」

自然素材やオーガニックであることはもちろんすばらしいこと。けれども、そのものの形式だけではなく、その背景にあるストーリーを、形あるものから読み取ることが、じつは大切なことなのかもしれません。 そしてStudio Y.E'S の家具が多くの人に愛されるのは、そんな思いやストーリーが、作られた家具から読み取れるからなのかも、しれません。

自然素材住宅のお宅訪問  暮らしも家もナチュラル・スタイルに

JR逗子駅、京急逗子駅からほど近い、閑静な住宅街の中に建つA邸。1階は奥様が経営する自然派美容室と旦那様の作業場、そして水回りと薪ストーブのあるリビングダイニング、2階には子供部屋と寝室、洗濯物を干すためのサンルーム、はしごとポールで上り下りするロフトスペースがあります。


また、お風呂、キッチン、引き出し、店舗のカウンターや吊戸棚など、至るところを造作しているのもA邸の特徴です。

 テーブルやイス、看板などは、DIYが好きなお父様や旦那様の手作り、陶芸家の叔母に指導してもらい、洗面台の器も手作りしました。
  同じ土地に代々住んでいるAさん家族。3番目のお子さんのアトピーをきっかけに、ナチュラルなライフスタイルにシフトしていたAさんは、建て替えをするなら、なるべく自然素材にしたいと考えていました。逗子・鎌倉近辺は、自然素材を扱う工務店もたくさんあります。その中であえてトレカーサ工事を選んだのは「もともとのライフスタイルのことを、1から10まで説明しなくても理解してくれたから」。
  「こっちの作りたい家を本当にわかってくれていて”見えないところだからクロスを貼ってコストダウンしよう”とかそういうことを絶対に言いませんでした。だから話が進めやすかったし、なんでも提案しやすかったです(奥様)」
  「これできます?って山ほど言いましたよね(笑)(旦那様)」 今年3月に引っ越したばかりですが、劇的に変化したと感じているのが、入居したばかりの頃の家の温かさと、湿気が激減したことです。「川と海が近く、以前から湿気には悩まされていました。それでサンルームに除湿器を入れて洗濯物を干そうと思っていました。でもいざ住んでみたら、湿気なんてまるで感じません。窓を締め切ったままでも洗濯物が乾いちゃうんです(奥様)」

 木は湿気を吸う性質があります。木の家にしたことで、長年悩まされていた湿気から解放されたのです。

 洗濯機にお湯が給湯できるようにしたため、ガス代は以前より上がりましたが、電気は、太陽光パネルを取り付けたおかげで昼間はすべて賄うことができています。売電も行なっていて、料金としてはなんとプラスになっているそう。

 「うちを見た方に”これはお金がかかったでしょう?”と言われます。私たちも最初、トレカーサさんにお話を聞くまでは(自然素材の家は)建てられないかもしれないと思っていたんです。でもやり方次第で充分できるんだっていうことは、すごく感じさせてもらいました(奥様)」 「居心地がいいので、できるだけ家にいたくなるんですよ。本当の贅沢ってこういうことなんだなって実感してます
(旦那様)」

長期優良住宅※1…長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅。認定を受けると税の優遇や住宅金融支援機構の融資制度においてローン金利の優遇を受けることができる。 性能表示※2…それまで各社まちまちだった住宅の性能を、数値でわかりやすく評価する制度


 写真
①造り付けの建具
②洗濯物干し場
③身内が手作りした洗面器。ちなみに右上の
  カップも
④リビング右のテーブルは旦那さんの手作り
⑤ロフトから降りるためのポール
⑥旦那さんの書斎。仕事である革製品を家で
  つくることも。
⑦奥さんが働く美容室。職場がご自宅ということも
  あり、家で過ごす時間が長いご家族。その空間が居心地がいいとより健康的に。
⑧美容室の看板
⑨手作りのメニュー看板
⑩家の外観  外壁は呼吸する壁のシラス壁。
  多くの手作りの品で彩られたA邸。その様子はやさしく家族の暮らしを作り上げる、
愛情に溢れた空間でした。