HOME現場実況中継 >座間市 開放的な2階リビングの丹沢無垢材の住まい

座間市 開放的な2階リビングの丹沢無垢材の住まい

座間市立野台のお住まいは、丹沢無垢材と自然素材にこだわった長期優良住宅。

土地から探し歩き、運良く、立地の良い、 南道路で日当たりの良い 

この土地と出会うことができました。

敷地面積約29.5坪、延床面積約24.5坪と少々小ぶりながら、

家族の絆を大切にしながら、無駄なスペースを省いて、住みやすく、 

そして、日当たりや風通しといった自然の恵みを最大限活かせるような

プランニングとしています。

1階は、お子様が小さな時に一体として使える家族の個室。

2階は、勾配天井に梁がかかる、ロフトのある開放的なLDK。

漆喰塗りの明るいリビングダイニングは、家族が笑顔で集う場となりそうです。

 

 平成27年9月処暑 階段の刻み

 

先日、造作材が大量に搬入されました。

ここからはいよいよ窓枠やら建具枠やら巾木やら、こまかな造作関係の木工事に入ります。

仕上がりが見える納まりの部分なので、大工としてはとても気を遣う工程です。

 

で、その中でもかなりの難関工事、『階段』

一般的には、工場で事前に加工された新建材の階段材セットが使われています。

それを使えば2日もあれば階段は完成するのですが、

弊社はいつも無垢材を現場で加工していますので倍以上の手間が掛かります。

 

今回、回り階段は登り降りしやすいように、5段回り(一般には6段or4段)にしました。

CADで図面を描くのは、どうってことないのですが、

実際に5段回りで納めるのはかなり大変とのこと・・・

 

もう少しですから、がんばってください

杉の無垢材。
これに墨付けをし、手作業で刻んでいきます。

納まりが複雑なところは、
原寸図を描いて確認をします。

棟梁が相当に苦労されてる5段回り部分。

ここまでくれば、もう少し・・・

平成27年8月立秋 いよいよ床板張り開始~

 

断熱材施工が終わりましたら、いよいよ内部造作に入っていきます。

まずは床張りです

この大工さん、見えないところでもこだわって手を掛けて納めてくれています

ありがたや~ありがたや~

 

2,3ヶ月で出来てしまう家とは、作り手の想いの重さ?、深さ?)がぜ~んぜん違うのです

 

ですので、時間が掛かってしまうことは、どうか御理解賜りたく・・・

出来上がってからでは、けっして分からない部分。
そこを大切に、ひとつひとつ思いを込めて
家をつくっています。

神奈川県の杉板、厚さ30mmを使用しています

平成27年8月大暑 ウール断熱材が入りました!

このお宅ではウールの断熱材を使用しました。

セーターで包まれたような、とても温かみのある天然素材です(ポリエステル混入品ですが)

このような繊維系断熱材では、断熱欠損になる隙間や表面の大きな弛み・シワは大敵です!

ぴっちりきっちり納まるようにかなり神経を使いました。

その甲斐あって、現場を見に来たメーカーの担当者は、

『いや~きれいに納めてますね~。いいもの見させてもらいました』

といって写真を撮って行かれましたよ 

 

相当な手間を掛けた甲斐があります

とにかく、シワ・隙間の無いように・・・

壁は100mm厚を充填。

天井・屋根面は100mmを二重に施工しています!

モッコモコです

平成27年7月小暑 木工事邁進中~

 

外部の『外装下地検査』(防水に関わる施工のチェック)も無事に終わり、

外部先行で木工事は進みます。

 

腐りやすい1階の通気胴縁は桧を使用します。

モルタル下地になるラス板も地面に近い部分に桧を使用しています。

これにより、有害な薬品を使わずとも、家の耐不朽性を高め環境に配慮した良い家が出来ます。

もうすぐ左官工事が始まりますよ~

 

桧のラス板
手間のかかる昔ながらの工法ですが、
通気層を確保し、躯体の耐久性・室内の快適性を確保しています。

上側が杉材、下側が桧材です!
腐りやすい部分には桧を使用しています。

平成27年7月吉日 構造躯体検査

 

ばかりが続き、現場は工程通りにはまったく進みませんでした・・・

こればかりはどうしようもないですね。

建て方から数週間、やっとのことで瑕疵担保責任保険の、構造躯体検査を受けました。

 

前回もご紹介しましたが、

外壁の耐力壁にも一部に杉板パネルを使用しています。

今回の物件、長期優良住宅認定の建物でして、「建物の耐久性」に関する規定で、

『構造材で腐りやすい部分には、桧等腐りにくい材を使うか、有効な防蟻処理をしなさい!』(かなり大雑把に書いてますが)というものがあり、弊社の本来の造りからすると、桧材を使うことで「薬には頼らない工法」にするのですが、

今回使用する杉板パネルはそもそも『杉』で作られたもので、それを『桧』で作ってよ!と、単純にはいかないのです。

結局、このパネルの必要な部分にはホウ酸処理をすることにしたのですが、

この「ホウ酸」は水に濡れるとすぐ流れ落ちてしまうので、雨天時の施工をずーっと控えていたのです。

で、晴れのタイミングを計って処理をし、パネルを躯体にビス留めし、やっと検査と相成りました。

もちろん、合格です~

 

さて次は、防水下地検査デス

平成27年6月吉日 建て方&棟上

 

いよいよです!

待ちに待った棟上の日。

お客様の、思いの詰まった記念すべき日。

これから本格的に家づくりが始まります。

図面でしか確認出来なかった住まいが、

現実に建ち上がります。

ワクワクすると同時に、非常に身の引き締まる瞬間です。

竣工まで、お客様と楽しみながら、

ご家族みなさまの思いを叶えるべく、邁進します

 1階の柱の根元、「ほぞ」といわれる部分です。

土台に開けた「ほぞ穴」に挿して、柱を建てていきます。

弊社では、この「ほぞ」を通常より長くして、よりしっかり柱が挿さるようにしています。

プレカット工場では加工出来ないので、手間を掛けて大工の手作業です。

この加工により、建て方時に2階にあがった際の「揺れ具合」が違うんですよ!

 あっという間に、2階の床組みは完成です。

梁の間に「ネダ」という床下地材を落とし込んでいます。

こちらのお宅では、接着剤を使用しない、完全無垢の杉板パネルを張り、床構面の強度を確保します

かなり特殊な施工方法ですね

 こちらがその杉板パネルです

12mm厚の杉板を2枚重ね、その間に竹ひごを埋め込み、ゆがみに強くしています。

 

 よく見ると、梁に対してナナメに張られています。

けっして、テキトーに張っているのではなく、

7.5度の角度をつけてパネル化されたものなので、

これにより面耐力を確保しているのです。

ぜひ、現場でご確認ください

 

 途中、雨が降ってしまいましたが、

無事に棟が上がりました

こだわりの桧材タイコ梁、見えますか?

材木屋さんで、いい桧材を選んで使ったんです

梁の両側面の「落し具合」までこだわってます

 屋根下地にも、無垢板パネルを張りました。

これにより、合板を使わずに、耐震等級2を確保出来ます。

無垢ですから、通気性・調湿性を保持し、将来ゴミにもなりません。

日本の森林資源を有効活用する、

わたしたちの理想とする家づくりです

焼き土台&土台敷き

1階の床を支える土台、

こちらのお宅では、神奈川県産の桧材を使用しています。

桧はとても優れた木材で、強度・耐不朽性・防蟻性もバッチリです

しかし、薬剤に頼らず100年持つ家にするため、土台表面をバーナーで焼き、炭化させています。

それにより更なる耐久性を持たせています。

土台敷きの際の、このひと手間が重要です

専用の大きなバーナーで、全面を焼いていきます
ゴ~~~っという、かなり大きな音がします。

一時、雨がパラつきましたが無事終了。

基礎と相まって、真っ黒です

土台表面は、けていますので、 現場をご見学の際は、お召し物を汚さぬよう、ご注意ください

基礎完成~木炭塗料塗布

 

雨の影響をうまくかわし、順調に進み、無事に基礎が完成しました。

まずは一安心

きれいに打ちあがりました!

これから「ヘルスコキュア」という木炭塗料を塗ります。
防白蟻・防腐・害虫忌避効果等、床下環境の改善をねらっております。

とりあえずは、基礎天端と立上り部分のみ。
最終的には、基礎内全体に塗布します。
独特なにおいがしますが、木質系自然素材の燻煙のにおいです。

平成27年6月4日~6月8日 基礎コンクリート打設

 

前日の雨が嘘のように、良い天気となりました

コンクリートを打つ際は、「生コンの段取り」「コンクリートポンプ車の段取り」「コンクリート試験の段取り」「近隣の方への連絡」、場合によっては「交通誘導員の段取り」など、いろいろな調整が必要になります。

雨が降ると延期することがありますが、では翌日の同じ時間で!とは行かない場合があります・・・

なので、監督は天気をすごーく気にしています

今回はでした。

 

 

弊社では、現場打ちコンクリート施工の際、現場にて生コンを採取して試験を行います。

コンクリートの柔らかさや空気量、塩分量など。

また複数のサンプルを採取しておいて、固まった後に実際に機械で潰して強度を測定し、設計基準以上に固くなっているかを調べます。

コンクリートに空隙が出来ないよう、

充分に締め固めます。

 

コンクリートの量は、事前に積算して頼むのですが、多くて余るのももったいないし、足らなければ困るし、

監督は結構ドキドキしてます・・・

今回は、ギリッギリ足りました

完璧な計算です

打設完了。

今晩雨が降りそうなので、養生をしておきます。

夏場は急激な乾燥を避けるために養生することもあります。

平成27年6月3日(水) 配筋検査

 生憎の雨となりましたが、瑕疵担保保険の配筋検査です。

検査は図面やチェックリストを見ながら行いますので、雨だと大変です

事前に監督&設計でチェック済なので、指摘なしで「適合」となりました!

 

さて、いよいよコンクリート打設です~

(雨が降りませんように・・・)

 平成27年5月29日(金) 基礎工事(砕石敷き~捨てコンクリート打設)

 

根切りに続き、砕石を敷き、丁寧に転圧を実施しました。

この時に、地鎮祭の時に神主様よりお預かりした「鎮物(しずめもの」を埋設しました。

事故やトラブルなく、無事に工事が進みますように。

転圧の後は、防湿シートを敷き込み、捨てコンクリート打設まで進みました。

 

来週は、いよいよ配筋、型枠組み、基礎コンクリート打設です!

 

 平成27年5月25日(月) 基礎工事(根切り)

 

基礎着工にあたり、根切りを行います。

根切りとは、コンクリート基礎を造るために、土を掘ること。

基礎の形にあわせて、型枠を設置できるよう、広めに掘っていきます。

 

初夏の陽気の中、職人が頑張っています!

 

 平成27年5月22日(金) いよいよ着工です!

 

確認申請、長期優良住宅関連の申請が無事完了し、いよいよ着工です。

 

まずは、水盛(みずもり)・遣り方(やりかた)です。

正確な位置出しと、水平の確認を行います。

 

しっかりと良いお住まいを完成させるために、ベストを尽くします!

 

平成27年4月18日(土) 地鎮祭

 

晴天に恵まれ、ご家族と弊社スタッフが揃い、鈴鹿明神社の神主様に

地鎮祭をとりおこなって頂きました。

 

安全、無事に良い住まいが完成するように、心より祈りを捧げました。

 

 

平成27年4月16日(木) 地盤調査

 

無事に解体工事が終わり、地盤調査をしました。

今回は表面波探査法という調査法を採用しました。

 

浄化槽の撤去があったものの、地盤改良まで必要がないとの調査結果。

立野台の強固な地盤が住まいをしっかりと支えてくれます。