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たまには設計ぽいことを・・・その2

日照シミュレーション 日当たり検討 スケッチアップ

こんにちは。

雑用係兼設計兼(たまに)現場監督のtanakaでございます。

イベントのチラシ配りから、現場見学会でのご案内係から、

ちょっとしたアフター対応から、 イベント時の準備・受付等、要はなんでもやります。(やらされて?ます)

8月には「住宅建築関連の補助金」セミナーのお話もわたくしがさせていただく予定でございます。

 

さて、前回に引き続きまして、設計っぽい感じを出してみますね・・・

 

 

 

トップの写真は「スケッチアップ」という3Dシミュレーションソフトウェアのものです。

「Shade」のようなものですが、もっと広く一般に公開された、ソーシャルメディア化されたソフトなんです!

(あまり突っ込んだ説明をするとボロがでそうなのでこの辺で・・・)

簡単に言うと、簡単に使える3Dソフトです

それで、何をしているかといいますと・・・

『計画建物の日当たり具合の検討』です。

新しい建物を建てるに当たり、検討することはたくさんありますが、

省エネルギー・パッシブエネルギー・太陽光発電・太陽熱集熱等を考えるときに、もっとも大切なことは、

「太陽の光が実際にどう当たる(室内に入ってくる)か?」なんです。

だだっ広い敷地に、ぽつんと建てる場合ならば、難しいことこと考える必要もないのですが、

ほとんどの敷地は、「隣家」や「工作物」等に囲まれています。

その「隣の土地にあるもの」の影響で、どれだけ影が出来てしまうか、をかなり精巧にシミュレーションできるのが、

このソフトのいいところ。

今までは現地行って「勘」で検討したり、あるいはスマホアプリ「サンサーベイヤー」で太陽の位置を確認して設計に反映させたりしていましたが、やはり「勘」に頼らざるを得ない部分がありました。

 

日当たり シミュレーション スケッチアップ

実際に、東西にぴったりと隣家が建ってしまっている敷地で、いかに効率よく建物の奥の部屋まで光を届けるか?

プランを検討する際に、スケッチアップを使って太陽光の入り具合を検討していきます。

これがかなりホンモノに近いんです!

「冬至には午前10時まではぜんぜん日が当たりませんよ」とか、

「夏には庇のお陰で部屋に太陽光は入ってませんね」とか・・・

日当たり シミュレーション スケッチアップ

こちらは南側と西側にどどーんと隣家が建っています。

建物の必要な大きさを当てはめてみると、どうしても南側のスペースが狭くなってしまいます。

太陽の影を追ってみると、1階にはほとんど日が当たらないのがわかります。

午後3時を過ぎてやっと1階の西側に光が当たるようになります。

 

日の入り方 室内 シミュレーション

建物の形を簡単につくり、を配置してみると、 室内にどうのように光が入ってくるかがわかります!

「一番入りやすい部分に吹抜けを設けると、1階にはこんな感じでが奥まで届きますねえ~」

 

 

 

こうして色々検討してみると・・・

「2階リビングにしてはどうでしょう~?」